ストーンパネルの基礎知識
ストーンパネルは、かなり高級感を演出できて、取り入れるだけでその場がワンランク上の上品な場所だと思わせてくれるような魅力的な素材です。
ただ、あまりストーンパネルについてよく知らないという方もいらっしますので、ストーンパネルについてご紹介していきます。
種類のほかにも、特徴や手入れ方法もお伝えするので、参考にしてください。
ストーンパネルの種類
ストーンパネル、というのは天然石を薄くスライスし、ガラスや樹脂などで裏打ちした天然石複合板の呼び名となります。
種類は大きく分けて4つあり、
・ABS樹脂ハニカム複合板
・ガラス複合板
・アルミハニカム複合板
・エポキシ樹脂複合板
これらの違いは、複合されている天然石と素材です。
ABS樹脂ハニカム複合板とガラス複合板は、オニキスとABS樹脂ハニカムかガラスが複合されているかの違いとなり、アルミハニカム複合板とエポキシ樹脂複合板は、天然石とアルミハニカム材かエポキシ樹脂が複合されているかの違いです
ストーンパネルの特徴
ABS樹脂ハニカム複合板
向いているのは、壁や床もしくはカウンターなどです。
ガラス複合板
ちょっとの手入れできちんと劣化を防げますので、取り扱いしやすいストーンパネルだといえます。
アルミハニカム複合板
非常に軽いのに強度も熱効率も素晴らしく、施工もしやすいことから多くの商業施設や店舗、物件に使用されています。
エポキシ樹脂複合板
かなり薄く、接着剤と専用の両面テープで施工できるので、柔軟な対応ができることが特徴です。
極薄で、エポキシ樹脂複合板単体で取り入れるのではなく、ベニヤ下地やケイカル板と合わせて使用することで、美しい仕上がりとなります。
このように、それぞれで違いはあるので、施工する建物によっても変えることが必要です。
ストーンパネル全体の特徴としては、軽量なのに強度があり、加工に優れている部分だといえます。
お手入れ方法
ストーンパネルのお手入れ方法は非常に簡単です。
研磨剤クリーナーなどは、逆にストーンパネルを傷つけてしまうことになるので、使用してはいけません。
通常のお手入れとしては、柔らかい布で乾拭きして頂くだけで大丈夫です。
もし、汚れてしまった場合は表面に付着したゴミやホコリを取り除き、柔らかい布を使用して中性洗剤で拭いて下さい。
あまり頻度を高くし、中性洗剤を使用して洗浄すると傷や変色の原因ともなるので、汚れが目立つ時のみ使用として下さい。
また、複合板なので吸水性があるので、水を使用するキッチンやトイレなどに使用している場合は汚れやコケを防止するためにも、撥水剤を定期的に塗布することが望ましいといえます。
お手入れのしやすさもストーンパネルの大きな特徴でもあるので、取り入れやすいかと思います。
まとめ
ストーンパネルの基礎知識をご紹介しました。
大きく分けて4種類ありますが、それぞれで特徴が違うので、どんな建物で取り入れたいのかということをよくよく考えながら決めてください。
また、お手入れ方法は非常に簡単なので、定期的なメンテナンスが面倒だと思うことはありません。
お手入れさえ怠らなければ長い期間美しさを保ってくれるので、ストーンパネルは使いやすいでしょう。
